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2020.7.25

不動産の売り出し価格と成約価格

昨年の12月から大阪市内中心の住宅地で売り物件が出ています。

売りに出される前から少し話は聞いており、当社も含め、多くの方の耳に入ったようで、最終価格は相場の1.5倍で売りに出されました。

人気のあるエリアなので多くの不動産業者が売主様へ訪問されたようです。

結果、一番高い金額提示をした大手業者が売り窓口となりました。

売り出し価格は売主だけで決めることができますが、成約価格は買主との合意で決まりますので、その部分の摺り合わせをすることは非常に重要です。

売り出し価格は、成約が見込める価格で提案するのが不動産業者の倫理観かと思いますが、ノルマに追われると高値提案して仲介を取ったのが今回のケースです。

結局は売主様はいつまでたっても金員を取得することはできませんし、固定資産税だけ支払い続けなければなりません。

特に今回は相続の特例を利用できた可能性もあったので非常に残念です。

周辺では続々と取引が成立しているのを見ていると、肩書や耳障りのよい言葉に流されてはいけないと改めて思います。

チーフ