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2021.9.9

モロッコ、彼女たちの朝

「モロッコ、彼女たちの朝」を観てきました。

モロッコ代表。初女性監督です。

物語は若くして旦那を亡くしたシングルマザー女性アブラと未婚の妊婦サミアの物語。

女性の社会的地位が低いアラブ圏で彼女達の生活は苦しいです。又モロッコでは婚外交渉や中絶は罪なのでアブラもサミアも悲しみと絶望に打ちのめされています。

監督はカラヴァッジョ、フェルメール、などの絵画に影響を受けたと言っているとおり

「牛乳を注ぐ女」そっくりのシーンもでてきて美しいです。

悲しみと絶望の中に彼女達のあふれる母性が、生きる強さを感じます。

部屋の窓から彼女たちにそそぐ太陽の光が希望でありますように

利✿