2024.5.2
円安と不動産
先日は1ドル160円の大台に乗ったことがニュースになりました。
介入観測で少しは落ち着いていますが、この円安は不動産取引にも影響が出ています。
外国人が割安に不動産を購入できるようになったとか、インバウンドで価格上昇しているとか、工事単価高騰による建物価格の高騰はもちろんですが、不動産価格の二極化に拍車がかかっていると感じます。
外国人が購入するエリアおよびインバウンド流入エリアは建築価格が高くても売買及び賃貸の伸びしろを見込めるため、物件価格、賃料とも上昇します。
見込めないエリア外では人口流入エリアと人口流出エリア、高収入世帯エリアと低収入世帯エリアで変わってきますが、為替影響を一番受けているのは低収入世帯エリアと感じます。
物価上昇による家計費の圧迫を一番受けるのは低収入世帯なので、そのエリアの建売購入予算が下がります。
しかし建築価格が上昇しているため価格を抑えることが難しく価格は上昇しています。
当初は土地サイズを小さくすることで総額を下げて凌いでいましたが、限界が近いと感じています。
この先の動向を注視しています。
チーフ